顎変形症や顎関節症でお困りの方はご相談ください。

顎関節症に対する咬合療法

 
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理学療法士として働く中でアゴで悩む人の多さに気づきました。 顎や顎周りの痛みや動かしにくさなどで悩む人は多いが、”治療してくれる場所がわからない”、”治療してもらえない”そんな人達の力になりたいです。
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顎関節症の治療

 

現在では顎関節症の治療について、

“顎関節症の多くは徴候が一時的で,長期に経過する例外や重篤な症状に進行するものは少数である.そのため,治療法の選択にあたっては,可逆的で患者への侵襲や負担が少ない治療法を選択する.その中心となるのが薬物療法と理学療法である.”

(遠藤優.頭頸部および肩凝りに対する理学療法.補PTジャーナル,2015,49:411-417.)

と言われており、ほとんどの文献で可逆的な治療の大切さについて述べられています。

しかし、昔では非可逆的である咬合療法が長い間行われていたそうです。

 

咬合療法

 

咬合療法が長い間行われてきた背景としては、

“この昏迷の時代が続く事になった最大の契機が,1934年に発表されたCostenによる「咬合病因論」にあると考えてられる.耳鼻科医であった彼は,噛み合わせ不良が,後にコステン症候群と呼ばれる事になる,顎関節症を含むいくつかの頭頸部症状の原因であるとして,義歯の作製・修理などの咬合療法を歯科医に指示した.”

( 木野孔司.顎関節症のリハビリトレーニング-よく動く関節は痛くない!-.医歯薬出版株式会社;2017.pp10)

と言われています。

つまり、顎関節症治療の主体が途中から歯科に移行した事が考えられます。

その後も、1960年代に咬合の関与が疑問視されるまでは、顎関節症に対する治療の主体は噛み合わせを変える咬合療法が行われていたそうです。

これらの背景が顎関節症治療の進展を妨げていたのではないか?

 

また、過去に顎関節症に対して理学療法の必要性が重要視されていない時代があったため、歯科医と理学療法士の連携も生まれず、理学療法士も顎関節について詳しくない現状があるのではないか?

と感じています。

現在では、顎関節症の病態が解明されてきているため、治療法も大きく変化しています。

 

 

顎関節症治療について個人的に思うこと

 

顎関節症の理学療法は

顎関節周囲の要因が強い人
・顎関節より下の全身の要因が強い人
それ以外の要因が強い人

などによって理学療法の内容がある程度変わってくるように感じています。

そのため、
噛み合わせなども含めた顎関節周囲の状態
全身のアライメントの状態
全身の筋膜の状態
心因的な状態
呼吸器疾患などを含めた過去の既往歴
生活習慣 など

 

幅広い範囲での評価が必要になると思います。

 

筋膜は最近とても興味があり、下肢や腹部の筋膜を緩める事で、開口しやすくなる人もいるため、今後勉強していきたいと思います。

まだまだ勉強中なので考え方や解釈が変わっていくとは思いますし、内容で不適切な部分もあるかもしれません。

不適切な部分の指摘や、顎関節症に対する個人的な考えなどありましたら、コメント頂けると幸いです。

今回はこんな感じで終わりです。

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